2021年07月17日

前輪のみ駆動せよ

 プロペラシャフトの電子制御カップリングで後輪へのトルク伝達を制御するオンデマンド4WDには、通常FFモードが存在する。当たり前だが、カップリングの継合をOFFにするだけなのだから簡単だ。
 実はGRヤリスにもFFモードがあることをご存じだろうか?通常の操作では無理だが、特別なコマンド入力でFFモードに入ることができる。そのコマンドは以下のようなものだ。

@サイドブレーキON
AIG-ON
BブレーキペダルON,OFF,ON
CサイドブレーキOFF,ON,OFF,ON
DブレーキペダルOFF,ON,OFF,ON


 TRC、VSC、プリクラッシュセーフティが全てOFFになれば成功だ(入力に30秒以上かかると失敗します)。
 解除方法は、FFモードで60秒以上経過後、IG-OFFして60秒以上待機する。

FFモード_AWDモニタ表示.JPG
 加速するとAWDモニタで前輪にだけ駆動力の表示が点灯し、FF状態になっていることが確認できる。1速全開加速をすると前輪が激しく空転する。
 そう、インパネの警告灯の表示通りトラクションコントロールは働かない。他の安全機能やヒルスタートアシストも働かないので、安全のため安易に公道走行しないように願います。

 しかし、このFFモード、何に使えるかなと考えたが、パワーチェックにかける時に2駆料金でやってもらうとか?
 もしくは、後輪にテンパータイヤを履かせた場合に、駆動系保護やVSCの誤作動防止のために使うといいかもしれない(参考:「テンパータイヤを手に入れろ」)。

 ちなみに、上記コマンドではBとDでブレーキペダルを2回ずつ踏んでいるが、これを3回ずつにすると、AWDテストモードに入れます。

AWDテストモード_インフォ表示.JPG
 マルチインフォメーションディスプレイに"AWD TEST MODE"と表示されたら成功だ。こちらはIG-OFFにするだけで解除されます。

AWDテストモード_AWDモニタ表示.JPG
 AWDモニタはなぜか駆動状態に関係無くフル点灯になる。

 このAWDテストモードは、EXPERTモードでも完全にOFFにできなかったVSC機能を完全にOFFにできる(ヒルスタートアシストもOFFになるので要注意)。サーキット走行で活用できるだろうか。
posted by まいすた at 15:42| Comment(0) | 自動車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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